# オプションの契約倍率と受渡物

オプション倍率が気配値と損益を契約金額へ換算する仕組み、標準株式オプションと100株の関係、調整契約の受渡物を別途確認する理由を解説します。

正規 URL: https://wiki.fcontext.com/ja/options/contract-multiplier/
事実確認日: 2026-07-13

> 教育目的のみであり、投資助言ではありません

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## 直接の答え

オプションの**契約倍率**は、1単位当たりの気配値や価格変化を1契約のドル金額へ換算します。米国の標準上場株式オプションは通常 `100` 倍で、一般に100株を表すため、プレミアム `$1.35` は手数料前で1契約 `$135` を意味します。

`契約プレミアム = 気配値 x 倍率`

倍率だけでは契約全体を説明できません。**受渡物**は権利行使・割当後に何が交換されるかを定めます。企業行動による調整オプションでは、非標準株数、現金、他の証券、またはその組合せとなり得ます。実際の経済条件は商品仕様と OCC の調整情報で確認します。

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## 倍率が拡大するもの

数量を `Q`、気配値を `P`、倍率を `M`、価格変化を `dP` とします。

`ポジションのプレミアム現金 = Q x P x M`

`価格変化による概算損益 = Q x dP x M`

標準現物決済株式オプションの権利行使・割当は通常 `Q x 100` 株です。標準契約1枚の行使関連現金は一般に `行使価格 x 100` です。

プレミアム現金、行使時の現金・受渡物、原資産価格に株数を掛けた想定元本、Deltaに倍率と契約数を掛けた株式等価エクスポージャー、ポジション全体の最大リスクは別の尺度です。Deltaは変化し、想定元本と同じではありません。

現金決済指数オプションは株式ではなく決済金額を使います。商品により倍率が異なり、調整株式オプションは見慣れた気配形式のまま受渡物が変わる場合があります。複数レッグでは各レッグの数量、比率、倍率、受渡物を使います。

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## 気配値から口座エクスポージャーへ

標準株式プットの行使価格が `$85`、プレミアム `$1.35`、倍率 `100`、Delta `-0.42`、株価 `$82.00` とします。

`支払・受取プレミアム = $1.35 x 100 = $135`

`原資産想定元本 = $82.00 x 100 = $8,200`

`現在のDelta等価 = -0.42 x 100 = -42株`

気配が `$1.35` から `$1.95` へ動くと、`$0.60` の変化は1契約 `$60` です。手数料とスプレッド前でロングは約 `$60` の利益、ショートは約 `$60` の損失です。

ショートプット1枚が割り当てられると、通常は100株を `$85` で買い、必要行使現金は `$8,500` であって `$135` ではありません。受取プレミアムは正味結果に影響しますが、割当処理の購入価格は変えません。

3契約では、プレミアムは `$1.35 x 100 x 3 = $405`、株数は `300株`、全割当時の行使現金は `$85 x 100 x 3 = $25,500`、初期Delta等価は `-0.42 x 100 x 3 = -126株` です。

公式詳細に受渡物 `75株 + $320現金`、気配倍率 `100` とある仮想的な**調整**契約を考えます。`$1.35` は引き続き `$135` のプレミアムでも、行使で通常株100株は渡されません。調整行使価格、決済配分、受渡物を調整メモで一体として読み、現値に100を掛けるだけではいけません。

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## 倍率と受渡物のリスク

- **気配単位の誤り：**`$1.35` を契約総額と読むと標準契約を100分の1に過小評価します。
- **割当資金の誤り：**プレミアムより割当で生じる行使現金・株式ポジションがはるかに大きい場合があります。
- **契約数の誤り：**契約追加はプレミアム、グリークス、行使数量、リスクを拡大します。
- **調整契約の誤り：**一つの欄の「100」は通常株100株の受渡しを証明しません。
- **商品違い：**株式、ETF、指数、ミニなどで決済と倍率が異なり得ます。
- **想定元本とDeltaの混同：**想定元本は現在の方向感応度ではなく、Deltaも変化します。
- **現金決済の誤り：**現金決済商品に株式受渡し式を使うと義務を誤ります。
- **レッグ比率の誤り：**`1:2` 戦略では各レッグの契約数が同じではありません。
- **表示形式の誤り：**画面が単位プレミアム、契約現金、戦略純額のどれを示すか確認します。
- **企業行動の時点：**調整後に注文、シンボル、行使価格、受渡物が変わる場合があります。

発注前に倍率、受渡物、決済方式、調整印、契約数、行使現金、総プレミアム、行使・割当結果を確認し、分割、合併、スピンオフ、特別分配後は既存ポジションを再確認します。

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## よくある誤解

**「`$1.35` のオプションは `$1.35` で買える。」** 標準100倍なら通常1契約は手数料前 `$135` です。

**「米国オプションはすべて100株だ。」** 標準株式オプションは通常そうですが、他商品と調整契約は異なり得ます。

**「倍率が最大損失だ。」** 倍率は気配値を拡大するだけで、最大損失は構造と決済義務で決まります。

**「ショートプットで `$135` 受け取ればリスクも `$135` だけだ。」** `$85` 行使価格の割当は `$8,500` の株式購入義務を生み得ます。

**「倍率100なら受渡物も必ず100株だ。」** プレミアム換算と行使受渡物は別の契約項目として確認します。

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## 関連トピック

- [オプション・プレミアム](/ja/options/premium/)
- [権利行使と割当](/ja/options/exercise-and-assignment/)
- [OCC](/ja/options/occ/)

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## 一次情報

- [Options Basics](https://www.optionseducation.org/optionsoverview/options-basics) - Options Industry Council（2026-07-13参照）
- [Characteristics and Risks of Standardized Options](https://www.theocc.com/company-information/documents-and-archives/options-disclosure-document) - OCC（2026-07-13参照）