# 既存店売上高：既存需要と出店成長を分ける

既存店売上は会社定義の比較可能店舗を比べます。客数、客単価、価格、構成、デジタル帰属、暦、閉店、利益率、総成長を照合します。

正規 URL: https://wiki.fcontext.com/ja/stocks/same-store-sales/
事実確認日: 2026-07-22

> 教育目的のみであり、投資助言ではありません

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## 直接的な答え

**既存店売上高**または比較可能売上は、会社が定義した店舗・チャネル群が両比較期間に営業した場合の売上変化です。既存基盤の実績を、新規出店、買収、閉店、売却による成長から分けます。

会社定義のKPIで、標準化GAAP項目ではありません。12か月、13か月、通年など採用時期が異なり、改装、休業、フランチャイズ、買収、移転、デジタル、配送、燃料、薬局、海外店舗の扱いも違います。比較前に定義と変更を読みます。

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## 結果を動かす要因

簡略式は`既存店成長 = 当期比較店舗売上 / 前期同一店舗売上 - 1`です。

多くの小売・外食では`1 + 既存店成長 = (1 + 客数・取引数成長) × (1 + 平均客単価成長)`と近似できます。客単価は価格、販促、商品構成、点数、会員、配送料、インフレで変わり、客数は店舗とデジタル間を移動します。乗算なので単純加算は近似です。

名目成長がプラスでも数量需要の改善とは限りません。値上げは取引・点数減を相殺し、割引は客数を維持して粗利を下げます。数量、客数、単価、粗利、人件費、賃料、在庫、ロス、継続率、営業利益を合わせます。

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## 総成長と既存店成長

前年に成熟100店舗、売上`$1.00bn`のチェーンが20店舗を開き、今年`$1.15bn`なら総成長は`15%`です。元の比較店舗は`$1.02bn`で既存店成長は`2%`、他の差異前に約`$130m`が新店売上です。

出店費、カニバリゼーション、リース、新店成熟で`15%`総成長の利益品質は低くなり得ます。一方、優れた新店経済性は`2%`には出ません。

比較客数が`3%`減、平均客単価が`6%`増なら`既存店成長 = 0.97 × 1.06 - 1 = 2.82%`です。価格・単価主導であり、販促と原価で粗利率が`150`bp低下すれば利益成長にならない場合があります。

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## 開示チェックリスト

- 比較店舗の定義、採用年齢、チャネル、ブランド、地域、所有形態、除外を転記する。
- 期首、出店、買収、閉店、移転、改装、休業、期末店舗数を照合する。
- デジタル、配送、受取、返品、会員、FC、第三者市場の帰属を確認する。
- 価格、数量、構成、客数、取引、単価、為替、買収を可能な限り分ける。
- 会計週、祝日、閏日、天候、スト、災害、53週目をそろえる。
- 名目変化と、可能なら数量・インフレ調整変化を比較する。
- 粗利、貢献利益、人件費、賃料、配送、ロス、在庫、営業利益率を見る。
- 不振店閉鎖や改装店除外による生存サンプル効果を見る。
- 複数年の定義変更を定量化し、非比較系列を接続しない。
- 既存店を連結売上へ照合し、非比較店、他部門、為替、消去を確認する。

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## よくある誤解

- 「既存店売上は標準化されている。」母集団と調整は会社定義です。
- 「プラスなら顧客が増えた。」値上げ・構成が客数減を相殺できます。
- 「総売上成長と同じだ。」新店、閉店、買収、店舗外事業が異なります。
- 「不振店閉鎖で改善しない。」生存母集団の変更は選択効果を生みます。
- 「高いほど利益も高い。」販促、賃金、賃料、配送、ロス、原価で利益率は下がります。
- 「デジタルは最寄店帰属だ。」帰属方針は異なり、変更もあります。

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## 関連トピック

- [売上と利益](/ja/stocks/revenue-and-profit/)
- [粗利益率](/ja/stocks/gross-margin/)
- [在庫回転率](/ja/stocks/inventory-turnover/)

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## 一次資料

- [KPIと指標の開示ガイダンス](https://www.sec.gov/files/rules/interp/2020/33-10751.pdf) - SEC
- [企業開示検索](https://www.sec.gov/search-filings) - SEC
- [収益認識の導入](https://www.fasb.org/page/PageContent?pageId=/projects/recentlycompleted/revenue-recognition-topic-606.html) - FASB