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買い持ちと空売りの違い

株式の買い持ちと空売りについて、損益式、借株、配当相当額、借株料、保証金、リコール、非対称な損失限度を比較します。

更新日

教育目的のみであり、投資助言ではありません。投資では損失が生じる可能性があります。

直接の答え

株式の買い持ちは株を購入して始まり、売却価格が購入価格を上回ると価格利益が生じます。空売りは通常、株を借りて売却し、後に同数を買い戻して返却します。買い戻し価格が空売り価格を下回ると価格利益が生じます。

方向は逆でもリスクは鏡像ではありません。借入なしの買い持ちは株価ゼロで投資額を失いますが、上昇には固定上限がありません。空売りの最大価格利益は株価がゼロ未満にならないため限定される一方、上昇に上限がなく損失にも固定上限がありません。

ポジションの仕組み

費用を無視し、株数をNとすると:

買い持ち損益 = (決済価格 - 購入価格) × N

空売り損益 = (空売り価格 - 買い戻し価格) × N

買い手は株を所有し、資格・税務条件に応じて配当を受ける場合があります。空売り手は借株を所有しません。証券会社が株を確保・借入し、売り手は保証金を差し入れ、売却代金は口座規則に従います。終了時に買い戻し、同数を返します。

空売り手は配当相当額と借株料を負担し得ます。借株可能数量と料率は毎日変わり、貸し手のリコールや証券会社の買い戻し要求もあります。株価が最終的に下がっても、資金・運用義務で損失になり得ます。

損益例

100株、開始価格$100を、手数料、スプレッド、金利、借株料、配当の前で比較します。

ポジションと決済 計算 価格損益
買い持ち、$120で売却 ($120 - $100) × 100 +$2,000
買い持ち、$80で売却 ($80 - $100) × 100 -$2,000
空売り、$80で買い戻し ($100 - $80) × 100 +$2,000
空売り、$120で買い戻し ($100 - $120) × 100 -$2,000

株価ゼロなら空売りの最大粗利益は$100 × 100 = $10,000です。$300なら価格損失は($100 - $300) × 100 = -$20,000です。さらに上昇できるため損失上限はありません。

収益率は分母も明示すべきです。売却代金に対する率は、証券会社が求める自己資本・担保に対する率と同じではありません。

リスク

  • 買い持ち下落:破綻・上場廃止で全額払込普通株がゼロ近くになります。
  • 空売りの無限定損失:上昇価格に固定最大値がありません。
  • ショートスクイーズ:空売り手などの集中買いが上昇を加速します。
  • 借株費用:入手困難料率が上がり利益を侵食します。
  • リコール・強制買い戻し:不利な時点で終了させられ得ます。
  • 配当義務:分配に対応する支払いが必要になる場合があります。
  • 保証金決済:不利な動き・要件引上げで強制決済され得ます。
  • 執行:窓開け、停止、広いスプレッド、薄い板で予定価格を得られません。

信用借入で買う多頭には、全額払込株にない借入・強制決済リスクも加わります。方向と資金調達を別々に分析します。

よくある誤解

「空売りは負の株数を買うだけだ。」 証券貸借、担保、口座権限、リコールを伴います。

「弱気判断が正しければ必ず利益だ。」 時期、借株料、配当、保証金、強制終了が後の下落を上回り得ます。

「空売り代金は自由な現金利益だ。」 返却義務があり、証券会社と保証金規則の管理下にあります。

「逆指値で損失を上限化できる。」 発動後に注文となり、窓開けや薄い市場では大幅に悪い価格になります。

「多頭は投資額以上を失わない。」 全額払込株を前提とし、信用借入などを除いた説明です。

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