発行済み株式数:期末、加重平均、浮動株、希薄化の違い
教育目的のみであり、投資助言ではありません
発行済み株式数は、会社が発行して社外投資家が保有する株式で、会社保有の自己株式を除きます。単純化すると:
発行済み株式数 = 発行株式数 - 自己株式
制限株や集中保有株も含むため、公開浮動株とは同じではありません。会社が発行できる法的上限である授権株式数や、EPSに使う加重平均株式数とも異なります。
各株式数が答える問い
Section titled “各株式数が答える問い”- **授権株式:**法的発行能力で、現在の所有ではありません。
- **発行株式:**会社が発行した株式で、後に自己株式となった分も含みます。
- **発行済み株式:**特定日に社外保有される発行株式です。
- **公開浮動株:**適用定義の下で一般投資家が取引でき、関係者・制限株を除くことが多い株式です。
- **基本加重平均株式:**報告期間を時間加重した基本EPS分母です。
- **希薄化加重平均株式:**会計規則上希薄化する潜在普通株を基本分母へ追加します。
時価総額は通常、現在価格と現在または直近の期末株式数を使います。基本・希薄化EPSは期間平均を使います。投資家の「完全希薄化」モデルは追加報酬や転換証券を想定し、GAAP希薄化株式と一致しない場合があります。
株式数ブリッジの例
Section titled “株式数ブリッジの例”会社の授権株式が500m、発行株式が120m、年初自己株式が20mとします。
年初発行済み = 120m - 20m = 100m
4月1日に12m株を発行し、10月1日に8m株を買い戻すと、年末発行済み株式は:
100m + 12m - 8m = 104m
基本加重平均株式は異なります。
100m + 12m × 9/12 - 8m × 3/12 = 107m
希薄化報酬が加重6m株を加えると希薄化加重平均は113mです。普通株主帰属利益が$226mなら:
基本EPS = $226m / 107m = 約$2.11
希薄化EPS = $226m / 113m = $2.00
年末価格$50なら期末104m株による時価総額は$5.2bです。113mの期間平均を使うと日付と定義を混ぜます。
調整チェックリスト
Section titled “調整チェックリスト”- 10-K・10-Q表紙の発行済み株式数と測定日を確認します。
- 株主資本注記で授権、発行、自己、発行済み株式を調整します。
- EPS注記から基本・希薄化加重平均分母を取ります。
- オプション、RSU、業績報酬、従業員制度、ワラント、転換証券を確認します。
- 実際の買戻しを新規発行・株式報酬と比較し、承認枠を実行済みと扱いません。
- 株式分割を過去系列へ調整し、経済的日付を保ちます。
- 総発行済み、浮動株、指数の浮動株調整を区別します。
- 未確定報酬・転換証券の将来希薄化を現在GAAP希薄化と分けます。
買戻し中でも、従業員発行、買収対価、オプション行使、転換が上回れば株式数は増えます。1株当たり経済性には見出しでなく純ブリッジが必要です。
よくある誤解
Section titled “よくある誤解”- 「発行済み株式は浮動株だ。」内部者・関係者・制限株は発行済みでも浮動株外になり得ます。
- 「授権株式は発行済みだ。」授権は能力だけです。
- 「10-K表紙株式数がEPS分母だ。」EPSは期間加重平均です。
- 「買戻し発表で直ちに株式数が減る。」完了取引だけが報告数を変えます。
- 「自己株式は発行済みに含む。」会社保有自己株式は除外します。
- 「希薄化EPSは全潜在株を含む。」反希薄化証券を除き特定会計法を使います。
関連トピック
Section titled “関連トピック”権威ある情報源
Section titled “権威ある情報源”- SECとInvestor.gov、財務諸表・10-K/10-Q読解資料。
- SEC Form 10-K、表紙開示要件。
- FASB、1株当たり利益の基準設定資料。