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コンドル・スプレッド:四つの行使価格と広い最大利益帯

教育目的のみであり、投資助言ではありません

ロング・コール・コンドルは、同じ満期で K₁ < K₂ < K₃ < K₄ と並ぶ四つのコールを組み合わせます。K₁ を買い、K₂K₃ を売り、K₄ を買います。両ウイング幅が等しければ、限定リスクのデビット・ポジションとなり、満期価格が K₂ から K₃ の全区間で最大価値に達します。

バタフライと違い、二つの売り行使価格が異なるため最大価値帯が広がります。アイアン・コンドルとも異なり、通常のコール・コンドルは一種類のオプションだけを使います。アイアン・コンドルはプット・スプレッドとコール・スプレッドを組み合わせ、一般にネットクレジットで建てます。

ロング・コール・コンドル1組のプレミアム控除前満期価値は次のとおりです。

max(Sₜ−K₁,0) − max(Sₜ−K₂,0) − max(Sₜ−K₃,0) + max(Sₜ−K₄,0)

行使価格が等間隔で K₂−K₁ = K₄−K₃ = W、開始デビットが D の場合:

  • Sₜ ≤ K₁ または Sₜ ≥ K₄ では最大損失は D
  • K₂ ≤ Sₜ ≤ K₃ では最大利益は W−D
  • 損益分岐点は K₁+DK₄−D

この式は等しいウイング幅、各1枚、同一満期、D < W を前提とします。行使価格や比率が非対称なら価格区間ごとに計算します。

四つのコールが同一満期で、ポジションを次のように建てるとします。

  • 95コールを 8.50 で買う。
  • 100コールを 5.50 で売る。
  • 105コールを 3.00 で売る。
  • 110コールを 1.50 で買う。

1株当たりネットデビットは 8.50−5.50−3.00+1.50=1.50。100株の乗数なら最大損失は $150 です。ウイング幅は 5.00 なので、満期価格が 100 から 105 のとき最大利益は (5.00−1.50)×100=$350。手数料前の損益分岐点は 95+1.50=96.50110−1.50=108.50 です。

満期に Sₜ=103 なら、95コールは 8、100コールは 3、上の二つはゼロです。パッケージ価値は 8−3=5、利益は (5−1.50)×100=$350。満期前は IV、時間、スキュー、ビッド・アスクにより評価額が満期図と異なります。

  • 可能なら4レッグのネット指値注文で一括売買します。個別執行は一時的な Delta、Vega、価格リスクを生みます。
  • 四つの行使価格、売買、数量、満期、乗数、デビット・クレジット符号を確認します。
  • 四つの楽観的な仲値の合計ではなく、実行可能なパッケージ気配を使います。
  • K₁ 以下、二つの傾斜、K₂–K₃ の平坦部、K₄ 以上をストレスします。
  • 満期前は原資産価格と IV のシナリオで再評価します。最大満期利益は現在の評価益ではありません。
  • 特に配当落ち日前は売りコールの早期割当に注意し、行使の不一致で生じる株式ポジションを理解します。
  • 満期を意図的に管理します。ピンリスクで一部だけ行使されることがあります。
  • 入口と出口で4レッグ分の費用がかかり、純最大利益と損益分岐を悪化させます。
  • ウイング幅が違う場合は対称式を使わず、区間ごとに各レッグを合計します。
  • 「コンドルは常にアイアン・コンドルだ。」コールまたはプット・コンドルは一種類、アイアン・コンドルは両方を使います。
  • 「外側の行使価格の間なら常に利益だ。」下側損益分岐点を超えて初めて利益となり、上側損益分岐点で終わります。
  • 「最大利益は一つの行使価格だけで生じる。」コンドルは中間二価格の間に平坦部を持ち、対称バタフライは一点で頂点になります。
  • 「広い利益帯は無料だ。」売り行使価格間隔はプレミアム、確率、報酬も変えるため完全な気配を比較します。
  • 「満期最大損失が限定なら割当リスクはない。」早期割当と満期処理は一時的な株式・資金需要を生みます。
  • 「式は不等幅ウイングにも使える。」単純な W−D と損益分岐式は両外側幅が等しいことを前提とします。